その16〜3月11日
2011年3月11日14:46
当時、私は働いている美容室でお客様をシャンプー台にお連れして、椅子をリクライニングさせた瞬間だった。
私が勤めていたお店は…主婦層の方が多く、ほとんどの方が仕上げ間近だった為、支払いは後日としてお客様はお帰り頂き、
スタッフはオーナーが「別店舗の状況を確認してくるから、戻ってくるまで待ってろ」との事で、近くのスーパーの駐車場で待機。
数時間経ち、暗くなってきた事もありオーナーが戻る前?に解散に…
自宅から車で10分程の場所だったけど、帰り路にガソリンスタンドが2軒あるので長蛇の列。
なんとか自宅に帰ると、母は近所の小学校へ避難していた。(当時、父・兄2人はそれぞれ東京などに行っていて無事)
たまたま中学時代の先輩が教育実習で母校に来ていて、先輩達と協力して避難所を環境改善?運営みたいなのをしていた。
電気ガス水道のライフラインは、ガスが1週間程使えず…オール電化の知人の家でお風呂を借りたり、なんとか手に入れた食品をおすそ分けしたり。
9年前とは、状況も変わっているし…備蓄すべき物もその量も変わっている。
私の住んでる地域は地盤が強く、勤務地も近いけど…「もしも」の時の備えは、その都度変更したり、
ローリングストック(いつも使う物を多目に買って、使いながら備蓄する方法)をする必要があるなと思う。
9年前から続けている習慣として、
・常にケータイのバッテリーを持ち歩る
・「もし、この場所で地震に遭ったら…」と出かけた先で少しでも考える。
・腐らない物は、多めに備蓄する
2011年からの9年間は、私個人としても、大きな転機になったと思う。
地元を離れて、東京でひとり暮らしをした事が大きい。
決定的な理由ではないけど、東日本大震災がキッカケである事は、間違いないと思う。